注染手ぬぐい 〜初代(猪目柄)〜|wanonuno(岡生地/35 × 90 cm)
(岡生地/35 × 90 cm)
手ぬぐいに、そっと願いを忍ばせて。


一見するとハートのようにも見えるこの文様は、
「猪目(いのめ)」と呼ばれる日本の伝統柄。
魔除けや福を呼ぶ縁起の良い意匠として、
神社や寺院の屋根飾り「懸魚(げぎょ)」などにも用いられてきました。

その由来には諸説あり、
イノシシの目をかたどったもの、
あるいは菩提樹の葉が起源ともいわれています。
日常に取り入れやすいかたちで、
静かに意味を宿す文様。
wanonunoが「初代」としてこの柄を選んだ理由でもあります。

日本古来の染め、注染(ちゅうせん)で仕上げた一枚。
この手ぬぐいは、インクジェットや顔料プリントではなく、
日本に古くから伝わる注染という技法で染められています。

「注染」とは、現在流通している染め手ぬぐいの
約7〜8割に使われている伝統技法。
30〜40枚の生地を折り重ね、
型を置き、染料を上から注ぐ——
すべてが手作業で行われるため、
細かな柄の再現には高い技術が求められます。
染料が糸の芯までしっかりと通ることで、
裏表のない美しい染め上がりと、
やわらかく肌なじみの良い風合いが生まれます。
手仕事ならではのかすれや揺らぎも、この布の魅力です。

使い方は、思っているよりずっと自由に。
手を拭く、汗を抑える、眼鏡やスマートフォンを拭く。
首元やバッグにさりげなく忍ばせる。
洋服や洋のアイテムに、ほんの少し和を差し込むだけで、
装いの空気が変わる。そんな「使える余白」を持った布です。
デザインについて
手ぬぐいのデザインは、
祖父が所蔵していたアーカイブ資料『新手拭』を参考に、
wanonunoオリジナルとしてサンプリングしました。

※現在の展開色は 濃緑/濃茶 の2色です
※商品写真には、注染工程説明用として
完売色(オレンジ)を使用している場合があります
<注染手ぬぐいの製作工程>
① 型づくり
② のりづけ
③ 染め
④ 洗い
⑤ 干し
⑥ カット
⑦ たたみ

〈商品詳細〉
・カラー:濃緑/濃茶(2色)
※オレンジ、紺は完売
・素材:岡生地
30番手の細い糸を使用した、なめらかで上品な風合い
・サイズ:35 × 90 cm
・仕様:注染(ちゅうせん)
・生産:日本(Made in Japan)

〈お取り扱い上の注意〉
・端は切りっぱなし仕様のため、使い始めはほつれが出ますが、自然に落ち着きます
・手染めのため、色落ち・色移りの可能性があります
・洗濯は単独で手洗いしてください
・中性洗剤を使用し、漂白剤は避けてください
・長時間のつけ置きは避け、形を整えて日陰干ししてください